季節だより～青洲まつり～

2023年10月30日

２０２３年１０月２９日（日）

紀の川市の「青洲の里」を会場に「青洲まつり」が開催されました。紀の川市は医聖華岡青洲生誕の地であり、青洲により江戸時代末期に世界で初めて全身麻酔による乳がん手術が行われた診療所が「春林軒」です。全身麻酔薬「通仙散」の開発にあたり、実験台となったのが母の於継と妻の加恵であることは小説「華岡青洲の妻（有吉佐和子著）」で有名です。まつりでは、その加恵さんのお輿入れを模した時代行列が行われ、大勢の観光客で賑わいました。

さて「通仙散」の配合は「曼陀羅華」８、「草烏頭」２、「白芷」２、「当帰」２、「川芎」２と伝えられていますが、秘伝であったらしく、特に曼陀羅華（チョウセンアサガオ）の使用部位と正確な配合量は定かではありません。

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